児童虐待の慰謝料の請求がしたいです

まず、時効に関しては2020年4月1日に民法改正があり多少の変更がありました。 2020年4月1日以降の身体に対する不法行為（暴力など）の消滅時効期間は、その損害及び加害者を知った時から5年となります（現民法724条の２）。 2020年4月1日より前の不法行為については、2020年4月1日時点で、旧民法による3年の消滅時効期間が経過してしまったものは消滅時効で権利が消滅してしまいますが、一方、2020年4月1日時点で3年経過していない不法行為（例えば2019年4月1日に行われた不法行為）は、時効期間を5年とします（改正民法附則35条2項）。 そのため、不法行為の時期によっては、今から3年前でも時効によって権利消滅していない可能性もあります。 証拠に関しては、警察の記録などは証拠になるでしょうし、親族の証言も証拠となりえます。 不法行為の時期や証拠の収集など、複雑な点もありますので、虐待の詳細を含め、早めにお近くの弁護士にご相談されることをお勧め致します。