特別養子縁組について。

認知していていないということは、戸籍上は、子供の父がいない状態であると思われますところ、なおかつ所在不明、連絡手段がないということであれば、実際に同意を取り付けることが不可能と思われます。そのため、そもそも同意を得るべき父がいない、又は民法817条の６但し書きの同意不要の場合として、特別養子縁組の申立てをすることが考えらえます。 普通養子縁組の後に実の父が名乗り出た場合ですが、親権の変更・停止・喪失といった各種申立てが考えられますが、それまでの生育環境を変えて突然現れた父のもとに子供を引き渡すまたは親権を与えるということは、一般的には考え難いです。