弁護士の槙枝と申します。 離婚話が進まず、生活費も支払われないとのことでさぞご苦労されていることと存じます。 本来、夫婦には婚姻費用の分担義務がありますので、 夫が任意に支払わない場合には婚姻費用分担調停の申立をおすすめいたします。 こちらの制度は、調停申立時から夫に婚姻費用分担義務が発生しますので、 なるべく早く家庭裁判所に申し立てるのがお勧めです。 離婚については、話し合いで離婚をすることができるに越したことはありませんが、 話し合いが難しい場合には夫婦関係調整（離婚）調停を申し立て、 調停でも話し合いがまとまらない場合には離婚訴訟を提起することになります。 具体的には、婚姻期間、子どもの年齢、職業、収入、財産内容等を把握しなければ 事案に即したアドバイスをすることができませんので、一度弁護士への相談をお勧めいたします。

離婚に同意しているにも関わらず、離婚届に署名押印をしないということは、本音では離婚意思がない可能性もございますので、離婚調停の申し立てを検討されてください。 また、離婚までの間の生活費について、不払いの分は婚姻費用の分担調停を申し立てられるのが良いと思います。 何れにしても早期に対応された方が良いと思いますので、弁護士に具体的にご相談されることをご検討ください。